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動画生成AI「Grok Imagine」とは|料金・始め方・できることを解説

投稿日 最終更新日 読了約14分 閲覧数444

Grok Imagineを画像や動画の生成で使ってみたいけれど、結局なにができるのか、無料で使えるのか、料金はいくらからなのか、日本から使えるのか――こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

Grok ImagineはイーロンマスクのxAIが提供する生成AIで、テキストから画像・動画・音声までを1つのツールでまかなえるのが大きな特徴です。本記事ではできること・仕組み・料金・始め方・Soraとの違い・商用利用までを、これから試す方の判断材料として整理しました。

Grok Imagineとは|できること全体像

Grok Imagineは、テキストや画像から画像・動画・音声をまとめて生成できるxAIの生成AIツールです。1つのサービスで画像も短い動画も作れる点が、ほかの生成AIと比べてわかりやすい強みになっています。

提供元はxAI・X/Web/アプリで使える

Grok Imagineを提供しているのは、イーロンマスク氏が率いるxAIです。同社のチャットAI「Grok」に組み込まれる形で展開されており、X(旧Twitter)の中・Webブラウザ・専用アプリのいずれからでも利用できます。

普段Xを使っている方なら、別のサービスに登録し直さずにそのまま画像・動画生成を試せるのが導線上のメリットです。

できることはテキストから画像・動画・音声まで

Grok Imagineの機能は画像と動画の生成が中心ですが、入力の自由度が高いのが特徴です。テキストだけでなく、手持ちの画像を動かしたり編集したりもできます。

動画出力は2026年6月時点で最大720p・最長15秒程度で、生成と同時に音声が付く点が他ツールにない特徴です。画像生成AIの比較は画像生成AIの比較で用途別に整理しています。

開発元xAIと画像基盤Auroraの位置づけ

画像生成の中核を担うのが、xAIが独自開発した画像生成モデル「Aurora(オーロラ)」です。Grok Imagineの画像クオリティはこのAuroraが土台になっています。

xAIはチャットAIのGrokを軸にしながら、画像・動画の生成領域までを自前のモデルで広げてきました。Grok Imagineはその生成機能を1つの入口にまとめたものと捉えると分かりやすいです。

Grok Imagineの仕組み|複数モデルを使い分け

Grok Imagineは「1つのモデル」ではなく、用途ごとに専用モデルを束ねたマルチモーダル構成になっているのが最大の特徴です。1つのUIの裏で、画像用・高品質画像用・動画用のモデルが自動で切り替わります。

xAIはこれを「画像と動画の生成・編集をカバーする5つの新しいモデルエンドポイントを、1つのクリエイティブスタックに束ねた」と表現しています。

1つのアプリの裏に複数の専用モデルがある

Grok ImagineのAPI構成を見ると、画像・高品質画像・動画がそれぞれ別のエンドポイント(処理の窓口)として用意されています。ユーザーは意識しなくても、リクエストに応じて最適なモデルが呼び出される仕組みです。

用途モデル名(公式API)API利用料の目安
標準の画像生成grok-imagine-image約0.02ドル/枚
高品質な画像生成grok-imagine-image-quality約0.05〜0.07ドル/枚
動画生成grok-imagine-video秒数・解像度で課金
価格やモデル名は2026年6月時点の情報で、変更される可能性があります。

Aurora+フレーム間の整合で動画を生成する

動画生成では、画像基盤のAuroraに加えて、フレーム(連続する各コマ)どうしの時間的なつながりを保つ処理が組み合わされています。1コマ1コマがバラバラにならず、滑らかにつながった動画になるのはこのためです。

だから画像も動画も音声も1つで完結する

複数の専用モデルを裏で使い分けているからこそ、ユーザー側は「画像も動画も音声も、同じツールの中で作れる」という体験になります。画像生成サービスと動画生成サービスを別々に契約する必要がありません。

静止画を作って、その画像をそのまま動かし、音声まで付ける――この流れが1つの画面で完結するのが、Grok Imagineの使い勝手の良さにつながっています。

Grok Imagineは無料か|料金プランと有料化

Grok Imagineは2026年6月時点で、生成機能の利用に有料プランが必要です。かつては無料での生成枠がありましたが、2026年3月19日に廃止されました。

2026年3月19日に無料での生成は廃止された

無料生成は一気に終わったわけではなく、段階的に縮小された経緯があります。1日あたりの生成本数が削られ、最終的に有料限定へ移行しました。

  1. STEP 1

    段階的な本数縮小

    無料の生成枠が1日50本から20本、15本へと段階的に減らされました。

  2. STEP 2

    画像生成の有料限定化

    2026年1月9日、ディープフェイク(実在人物の偽画像)をめぐる炎上を受け、画像生成が有料限定になりました。

  3. STEP 3

    無料生成の完全廃止

    2026年3月19日、無料での生成が完全に廃止されました。無料アカウントはテキスト対話のみ可能です。

料金プラン一覧(X Premium 8ドルから)

Grok Imagineを使うには、XまたはGrokの有料プランに加入します。下位プランからでも生成は可能で、上位プランほど利用枠が広がる構成です。

プラン月額(目安)年額(目安)
X Premium8ドル約84ドル
SuperGrok Lite10ドル非公開
SuperGrok30ドル約300ドル
X Premium+40ドル約395ドル
SuperGrok Heavy300ドル非公開
最新の料金はxAI公式で確認してください。

最低いくらから何ができるか

一番手頃な入口は月8ドルのX Premiumです。まず試すだけなら下位プランで十分ですが、本数や品質を求めると上位プランが視野に入ります。

Grok Imagineの始め方|X・Web・アプリ3経路

Grok Imagineは3つの経路から利用できます。すでに持っているアカウントや普段の使い方に合わせて選べるのが便利です。

3つの利用経路から選ぶ

入口はX内・Webサイト・専用アプリの3つです。どこから入っても、有料プランに加入していれば同じ生成機能を使えます。

利用経路アクセス先向いている人
X内Xアプリ・X Web内のGrok普段からXを使う人
Webgrok.comPCで作業したい人
アプリGrokアプリ(iOS/Android)スマホ中心で使いたい人

日本から使えるか・日本語に対応しているか

日本からGrok Imagineは通常どおり利用できます。2026年6月時点で、日本を対象とした利用制限は確認されていません。

基本の生成手順と表示されない時の見直し

基本の流れは、生成画面を開いてプロンプトを入力し、画像か動画かを選んで生成するだけです。生成した画像をそのまま動かして動画にすることもできます。

機能が表示されない・出てこないときは、まず有料プランに加入しているか、アプリやXが最新版か、ログイン中のアカウントが正しいかを確認します。詳しい操作手順や不具合対応は個別の解説記事で扱います。

Grok Imagineと他の動画生成AIの違いを比較

Grok Imagineは、OpenAIのSoraやGoogleのVeo、KlingといったほかのAIと並ぶ動画生成ツールです。ただし「画像も動画も音声も1つで完結する」という点で立ち位置が異なります。

主要な動画生成AIとの比較

それぞれ得意分野が違うため、目的に応じて選ぶのが基本です。Grok ImagineはXとの一体感と生成の速さ、音声同時生成が持ち味です。

ツール提供元特徴
Grok ImaginexAI画像・動画・音声を1つで完結、Xと一体、生成が速い
SoraOpenAI動画クオリティと表現の幅が広い
VeoGoogle高解像度・長尺に強い
KlingKuaishou動きの自然さに定評
Grok Imagineは高品質モード(Quality mode、2026年4月導入)を備えます。1080p対応のPro modeは2026年4月下旬に予告され、6月にはGrok Imagine 1.5系の更新が進んでいますが、2026年6月時点でPro modeの正式提供は確認できていません。動画生成AI全体の比較は動画生成AIのランキングでまとめています。

向いている人・向かない人

Grok Imagineは、X中心でサクッと画像と短尺動画を作りたい人に向いています。一方で長尺・高解像度を最優先するなら他ツールも検討する価値があります。

Grok Imagineの商用利用と業務での注意点

Grok Imagineで作った生成物は商用利用が可能です。ただし無料では生成自体ができないため、実質的に有料プランが前提になります。仕事で使う場合はいくつか押さえるべき注意点があります。

生成物の商用利用は可能か

利用規約(ToS)上、生成物(Output)の所有権はユーザーにあるとされ、商用利用が可能です。プランによる商用制限は2026年6月時点では確認されていません。

業務で使うとき気をつけること

仕事で使う場合に特に重要なのが、入力した情報の扱いです。xAIは入力プロンプトや出力をモデル改善に広く再利用する権利を持つとされています。

権利侵害は自己責任となるため、商用で使う前提なら扱いを社内で決めておくと安全です。

Spicyモードは業務では非推奨

Grok Imagineには「Spicyモード」と呼ばれるNSFW(職場閲覧注意)向けの機能があります。18歳以上の年齢確認と上位プランが必要で、話題性はあるものの業務での利用には向きません。

ブランドや取引先が絡む業務クリエイティブでは、規約面・信用面のリスクが大きいため使わない判断が無難です。

また、より過激な表現に対応するspicyモードについては、Grok Imagine spicyモードとはで、生成した画像・動画が第三者に知られる経路については、Grokはバレる?会話・画像・動画・履歴の漏洩経路で解説していますのでぜひお読みください。

まとめ:Grok Imagineとは何かを総整理

Grok Imagineは、画像・動画・音声を1つで生成できるxAIのマルチモーダルAIです。1つのUIの裏で複数の専用モデルを使い分ける構成が、ほかの生成AIと一線を画す特徴になっています。

まずは月8ドルのX Premiumなど手頃なプランで試し、業務利用するなら入力情報の扱いと商用利用の条件を事前に確認しておくことをおすすめします。料金やプランは変動するため、契約前に必ず最新情報をチェックしてください。

本記事は2026年6月時点の情報です。最新はxAI公式を確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、HOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

爆速開発部編集部 A爆速開発部メンバー

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