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動画生成AI比較8選|2026年最新ベンチ順位で選ぶ

投稿日 最終更新日 読了約15分 閲覧数1,048

動画生成AIをマーケティング動画や映像制作で使いたいけれど、無料で商用利用できるのはどれなのか、中国製のモデルは日本から安全に使えるのか、結局いちばんきれいに作れるのはどれなのか――こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

本記事では主要8モデルを、客観ベンチ(Artificial Analysis Video Arena)の順位と利用規約の条文をもとに、料金・無料枠・商用可否・最大尺・音声・日本語の軸で比較します。

動画生成AIモデルの比較一覧表【2026年6月最新】

主要8モデルを横並びにしたのが次の表です。ベンチ順位は2026年6月時点のArtificial Analysis Video Arenaの目安です。

モデル(提供元)ベンチ順位の目安料金・無料枠商用利用最大尺最大解像度日本語
Seedance 2.0(ByteDance)T2V/I2V 両1位無料あり/有料 約$9.60〜18/月無料NG・有料OK約8秒1080p限定
Veo 3.1(Google)I2V上位(4位前後)有料 約$19.99/月〜無料NG・有料OK8秒(延長可)4Kあり
Grok Imagine 1.5(xAI)I2V 2位無料あり/約$30/月全プランOK10秒720p限定
Kling 3.0(Kuaishou)T2V上位(4位前後)無料66cr/日/約$10/月〜無料NG・有料OK15秒1080pあり
Runway Gen-4.5(Runway)AA未掲載(別計測で上位)無料125cr/約$12/月〜全プランOK1分英語推奨
Vidu Q3(ShengShu)中位無料あり/約$0.07/秒有料OK16秒1080p
Wan 2.7(Alibaba)AA未掲載(独自では上位)オープンウェイト無料完全フリー15秒1080p
Hailuo 2.3(MiniMax)中位無料200cr/約$9.99/月〜無料NG・有料OK6秒(1080p)1080p
ベンチはt2v・i2vや音声の有無でカテゴリーが分かれ、日次で更新されるため順位は大きく入れ替わります。どのカテゴリーでも上位に入りやすいのはSeedance 2.0で、Grok 1.5・Veo 3.1・Kling 3.0などが続きます。詳細なスペックと向き不向きは次で1つずつ見ていきます。

動画生成AIおすすめモデル比較ランキング8選

ここからは8モデルを総合順位順に解説します。順位は画質ベンチを軸に、商用利用のしやすさと料金を加味した総合評価です。

Seedance 2.0|総合1位の最高品質モデル

ByteDanceのSeedance 2.0は、Artificial Analysis Video Arenaのtext-to-video・image-to-video両部門で1位(2026年6月時点)の最高品質モデルです。無料はDreamina経由で1日数本まで試せますが、商用利用は不可で個人利用のみです。

有料はDreamina Basic 約$18/月、Jimeng 約$9.60/月。APIはPro 約$0.247/秒、Fast 約$0.022/秒と最安級で、量産用途のコスパが高いのが強みです。720p・1080pで約8秒、ネイティブ音声に対応します。

Veo 3.1|シネマ画質と音声のGoogle製

GoogleのVeo 3.1は、最大4Kのシネマティック画質とセリフ・効果音・BGMを一括生成するネイティブ音声を備えたモデルです。Artificial Analysisのi2vアリーナで4位前後に位置し、音声統合の作り込みに強みがあります。1ショット8秒の制限はありますが、extendで長尺化できます。急な動きにはやや弱い傾向があります。

Google枠には別系統がもう1つあります。GeminiアプリでVeoを置き換える統合系のGemini Omni Videoで、テキスト・画像・音声・動画入力と会話で反復編集する使い方です。

料金は有料のGoogle AI Pro 約$19.99/月、Ultra 約$249.99/月、Vertex/APIが約$0.03〜0.40/秒。無料はGeminiアプリ/AI Studioで限定試用できますが個人利用のみで商用不可です。UIは日本語に対応し、プロンプトは英語が推奨されます。

Grok Imagine 1.5|最安級で全プラン商用OKのxAI製

xAIのGrok Imagine Video 1.5は、2026年6月17日リリースの新モデルで、image-to-video Arenaで2位(実質トップ級・2026年6月時点)の品質を最安級のコストで使えます。無料はX/Grok上で日次レンダー、有料はSuperGrok 約$30/月、APIは約$4.20/分です。

最大の特徴は全プランで商用利用OKな点ですが、無料・有料を問わず注意点があります。料金や始め方はGrok Imagineの料金・始め方で詳しく整理しています。

720p・最大10秒でネイティブ同期音声に対応します。リリース直後で運用実績が薄い点は割り引いて考える必要があります。

Kling 3.0|最大15秒の長尺とネイティブ音声

KuaishouのKling 3.0は、1ショット最大15秒の長尺と多言語ネイティブ音声に対応した上位モデルです。Artificial Analysisのt2vアリーナで4位前後。1080p出力で、UIは日本語に対応します(プロンプトは中国語・英語が安定)。

無料は1日66クレジット(24時間で失効・360〜540p)。有料はStandard 約$10/月、Pro 約$37/月、Premier 約$92/月、Ultra 約$180/月で、年契約なら約34%割引です。

Runway Gen-4.5|無料でも商用可・編集/VFX統合

RunwayのGen-4.5は、無料プランを含む全プランで商用利用OK(帰属表示不要)という珍しい設計のモデルです。最大1分の長尺、キャラクター一貫性、マルチショット、ネイティブ音声に対応し、編集・VFXツールが統合されています。

ベンチはAAのi2vアリーナでは計測対象外ですが、別計測で上位評価を得ています(2026年6月時点)。有料はStandard 約$12/月(年契約)、Pro 約$28/月、Unlimited 約$76/月で、Standard以上は透かしなしです。

Vidu Q3|参照一貫性に強くストーリー向き

ShengShu(生数科技)のVidu Q3は、リファレンス参照で被写体・衣装・小物の一貫性を保てるのが強みのモデルです。同じキャラクターを複数カットで登場させるストーリー動画やアニメ制作に向いています。1080p・最大16秒・音声同期に対応。

料金は7日間の無制限トライアル後、約20クレジット/日。有料は約$0.07/秒のクレジット制です。ベンチは中位クラスです。

Wan 2.7|唯一の無料商用OK・自前運用できるオープンウェイト

AlibabaのWan 2.7は、HuggingFace・ModelScopeで配布されるオープンウェイトモデルで、ローカル実行・セルフホストが無料でできます。27B MoE構成、1080p・最大15秒・ネイティブ音声に対応。2026年4月にApache 2.0で公開された新モデルです。

ライセンスはApache 2.0で、生成物は生成者に帰属し商用制限がありません。唯一級の「無料で商用OK・自前運用可」という点が、API原価を抑えたいエンジニアにとっての目玉です。クラウドAPIはWaveSpeed・DashScope等(約$10/100クレジット〜)で使えます。

Hailuo 2.3|物理表現と多スタイルのMiniMax製

MiniMaxのHailuo 2.3は、物理表現・微表情の自然さと、アニメ・水墨など多彩なスタイルに強いモデルです。Media Agentでワンクリック生成にも対応します。768p・1080p出力ですが、1080pは6秒までという尺の制限があります。

無料は初回200クレジット、有料は約$0.28/6秒〜、安いプランで〜約$9.99/月。無料枠は商用不可、有料で商用OKです。ベンチは中位クラスですが、表現の幅で選ばれる場面があります。

無料・商用利用で比較する動画生成AIの注意点

「無料で使える=無料で商用利用できる」ではありません。多くのモデルは無料枠の出力を個人・実験用に限定しており、ここを見落とすと規約違反になります。条文ベースで整理したのが次の表です。

モデル無料枠の商用利用条文上のポイント
Wan 2.7Apache 2.0・生成物は生成者帰属
Runway Gen-4.5可(透かし付)全プラン商用OK・帰属表示不要
Grok 1.5全プランOK・ただしIP補償なし/要アトリビューション
Seedance 2.0不可無料は個人利用のみ
Veo 3.1不可無料は個人利用のみ・商用は有料
Kling 3.0不可無料層は個人・実験用
Hailuo 2.3不可無料は商用不可・有料でOK

無料枠は試用と割り切り、商用で使うなら有料プランかWan 2.7・Runwayを選ぶのが安全です。

用途別に選ぶ動画生成AIのおすすめ比較

ベンチ順位が高いモデルが、すべての用途で最適とは限りません。予算・尺・権利条件で「結局どれか」を用途別に整理しました。

ストーリー性のある連続カットを作るなら、参照一貫性に強いVidu Q3が選択肢に入ります。本番品質とコストを両立させるなら、本番カットはSeedance 2.0かVeo 3.1、量産パートはGrok 1.5やWan 2.7、と工程で使い分ける構成が機能します。

動画生成AI比較でよくある質問

動画生成AIの比較でよく挙がる疑問を、規約とベンチの事実ベースでまとめました。

よくある質問

Q.Soraはもう使えない?
A.

OpenAIのSoraは2026年3月24日に終了が発表され、アプリは4月26日、APIは9月24日に終了予定です。後継は2026年6月時点で未リリースのため、今から新規契約しないのが安全です。

Q.中国製の動画生成AIは安全?
A.

Seedance・Kling・Wan・Vidu・Hailuoは中国系の提供元です。データの扱いや地域制限(例:Seedanceは米国不可)があるため、日本からの利用可否と商用利用は各社の規約で判断してください。技術的な品質は上位に位置するモデルが多いです。

Q.日本語プロンプトに対応してるのは?
A.

UIが日本語対応なのはVeo 3.1・Kling 3.0で、Seedanceも一部日本語UIがあります。ただしプロンプトはVeo 3.1が英語推奨、Klingは中国語・英語が安定するなど、入力言語の推奨はモデルごとに異なります。

Q.一番きれいなのはどれ?
A.

用途次第です。客観指標のArtificial Analysis Video Arenaでは、t2v・i2vのどちらでも最上位はSeedance 2.0で、i2vはGrok 1.5、t2vはHappyHorse-1.0やKling 3.0が続きます(2026年6月時点)。ベンチはカテゴリー別かつ日次更新のため順位は前後します。

Q.音声まで一発で作れるのは?
A.

Veo 3.1・Kling 3.0・Wan 2.7・Vidu Q3・Grok 1.5・Seedance 2.0がネイティブ音声に対応します。セリフ・効果音・BGMの一括生成まで含めて作り込むならVeo 3.1が安定しています。

動画生成AI比較のまとめ|結局どれを選ぶか

最後にこの記事の内容をまとめます。

動画と合わせて画像も作るなら画像生成AIの比較も合わせて確認してみてください。

本記事は2026年6月時点の情報です。ベンチ順位は日次で更新され、料金・仕様は変更される可能性があります。最新は各モデルの公式情報を確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、HOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

爆速開発部編集部 A爆速開発部メンバー

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