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Antigravity CLIとは|無料枠・始め方・注意点まとめ

投稿日 最終更新日 読了約12分 閲覧数1,388

Antigravity CLIをターミナルでのコーディングに使ってみたいけれど、Gemini CLIは終了したのか、無料でどこまで使えるのか、agy コマンドが動かないのはなぜか、既存の GEMINI.md はそのまま使えるのか――こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

本記事では、Gemini CLI終了の正確な切り分け・料金・始め方・注意点を、乗り換え判断の材料として整理しました。

Antigravity CLIとは|Google発のAIエージェント

Antigravity CLIは、Googleが2026年5月のGoogle I/O 2026で発表した「Antigravity 2.0」の一部として提供する、ターミナル型のAIコーディングエージェントです。

Gemini CLIの公式後継にあたり、コマンド名は agy を使います。

Antigravity 2.0の三本柱(デスクトップ・CLI・SDK)

Antigravity 2.0は、デスクトップアプリ・CLI・SDKの3つで構成されます。従来IDEとして提供されていた機能はデスクトップアプリに統合され、ターミナル派向けの入り口がCLIという位置づけです。

構成要素役割
デスクトップアプリGUIでの開発環境(旧IDE機能を統合)
CLI(agyターミナルから操作するAIエージェント
SDK自前アプリ・スクリプトへの組み込み
用途に応じて入り口を選べる設計で、ターミナル中心で作業する方はCLIから入るのが基本になります。

Antigravity CLIでできること

Antigravity CLIは、コードベースの理解からファイル編集・コマンド実行までをターミナル上で完結させるエージェントです。複数の処理を並行して進める非同期ワークフローに対応している点が特徴とされています。

ファイル編集やコマンド実行は許可制のため、エージェントが勝手に変更を確定させない設計になっています。

Gemini CLIは終了?Antigravity CLIへの移行

「Gemini CLIが終了した」という情報が広まっていますが、これは正確には全廃ではありません。提供が止まった範囲と継続する範囲を分けて理解しておく必要があります。

2026年6月18日に何が変わったか

2026年6月18日に、Gemini CLIとGemini Code AssistのIDE拡張について、「Google AI Pro / Ultra」および無料個人向けのリクエスト提供が停止されました(Google Developers Blogで公表)。一方で、止まらない範囲も明確に残っています。

区分2026年6月18日以降の扱い
無料個人向け・AI Pro/Ultra経由リクエスト提供を停止 → 後継Antigravity CLIへ移行
Enterprise / Standardライセンス影響なし(継続)
有料APIキー経由のGemini CLI継続利用可
GoogleはAntigravity CLIを公式後継として移行を推奨しており、Agent Skills・Hooks・Subagents・Extensionsといった仕組みは引き継がれます。

Geminiの周辺動向としては Gemini Spark も合わせて押さえておくと全体像がつかめます。

既存環境(GEMINI.md・CI/CD)の移行手順

既存のGemini CLI環境は自動では切り替わりませんが、すべてを作り直す必要はありません。コンテキストファイルはそのまま動き、設定ファイルやCI/CDの呼び出しだけ手動で置き換えるイメージです。

項目移行後の扱い
GEMINI.mdそのまま動作(改名不要。新形式は .antigravity.md、共存可)
.gemini/skills/.agents/skills/ へ手動移行
Extensionsagy plugin import gemini で取り込み(plugins に名称変更)
MCP設定の urlserverUrl(変更しないとツール呼び出し時に失敗)
コンテキストファイル(GEMINI.md)はそのまま読み込まれるため急いで改名する必要はありませんが、CI/CD内の gemini 呼び出しは自動更新されないため、agy への置換は手動で行う必要があります。

Antigravity CLIの料金|無料枠と有料プラン

Antigravity CLIは無料プランから使えますが、「無料で使える」ことと「無料枠の制約」は分けて見ておく必要があります。料金は2026年6月時点のもので、$20/$100/$200の月額は公式で確定、無料枠のリクエスト数は公式の明確な数値開示がないため概数です。

プラン月額Antigravity利用上限(目安)
Free(個人)$0約20 agentリクエスト/日(クレカ不要)
AI Pro$20約100リクエスト/日(Free比約5倍)
AI Ultra(中位)$100Pro比約5倍
AI Ultra(最上位)$200Pro比約20倍(旧$249.99から値下げ)

最新の料金はGoogle One / AIプランの公式ページを確認してください。

Antigravity CLIの始め方|インストールとモデル

Antigravity CLIはmacOS・Windows・Linuxに対応し、起動コマンドは agy です。インストール手順はOSごとに分かれます。

インストール方法(macOS・Windows・Linux)

コマンドは変更される可能性があるため、実行前にAntigravity公式の最新手順を必ず確認してください。

# macOS / Linux(いずれか・要確認)
curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.sh | bash
brew install --cask antigravity-cli

# Windows(要確認)
irm https://antigravity.google/cli/install.ps1 | iex

対応モデルと切り替え(Gemini 3.5 Flash・Claude等)

デフォルトモデルはGemini 3.5 Flashです。Low/Medium/Highの3段階があり、Lowは節約用途でトークン削減に向くとされています。

モデル補足
Gemini 3.5 Flash(High/Medium/Low)デフォルト。Lowは節約用途
Gemini 3.1 Pro(High/Low)高負荷タスク向け
Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.6第三者モデル
GPT-OSS 120B第三者モデル
モデルは起動時に agy --model "model_name" で指定するか、セッション中に /model スラッシュコマンドで切り替えます。

Antigravity CLIの注意点|クローズド化と制限

Antigravity CLIには、後継として移行する前に押さえておきたい注意点があります。オープンソースだったGemini CLIとの性格の違い、連携の制限、データの扱いの3点を整理します。

オープンソースではなくなった点

Gemini CLIはApache 2.0ライセンスのOSSで、GitHubで10万スター・6000以上のPRが集まっていました。一方、後継のAntigravityはクローズドソースで、GitHubの公開リポジトリにあるのはchangelog・readme・GIFのみで、アプリ本体のコードは公開されていません。

サードパーティ連携とアカウント制限

第三者エージェントからAntigravityのログイン情報で叩く使い方は規約違反にあたり、過去にアカウント制限の事例も報告されています。連携を組む前に、許可される使い方を確認しておく必要があります。

第三者ツールから直接叩くのではなく、公式が許可するAPIキー経由に切り替えるのが安全な使い方になります。

データ学習と商用利用の扱い

無料プレビュー版は、入出力がモデルの改善・学習に使われる旨の記述があるとされています。Google Workspace / GCP(有料API・Vertex)経由なら学習対象から除外されるという二次情報もありますが、利用規約本文の条文を確認できていないため、商用利用の可否は公式ToSで確認することをおすすめします。

Claudeなど第三者モデルを主モデルにする場合、そのモデル提供元の規約にも同意した扱いになる点に注意が必要です。

まとめ|Antigravity CLIへ乗り換えるべきか

最後にこの記事の内容をまとめます。

まずは無料プランで agy を動かして使用感を確かめ、ヘビーユースになりそうなら有料プランを検討するのが現実的です。他の選択肢と比べたい方はコーディングAIのランキングAIエディタのおすすめもおすすめです。

本記事は2026年6月時点の情報です。料金・モデル・利用規約は変更される可能性があるため、最新はAntigravity公式を確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、HOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

爆速開発部編集部 A爆速開発部メンバー

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