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爆速開発部

ChatGPT-5.6は無料で使える?GPT-5.5からの変更点を整理

投稿日 最終更新 読了約8分 閲覧数1,462

2026年7月9日(米国時間)、OpenAIが新モデル「GPT-5.6」を一般公開しました。ChatGPTの中核モデルが、Sol・Terra・Lunaという3つのモデルファミリーに再編されています。

本記事では、GPT-5.6の変更点、Sol・Terra・Lunaの違い、無料で使えるか、他社モデルとの実力比較、商用利用の注意点までを事実ベースで整理しました。

GPT-5.6とは?2026年7月に一般公開された新モデル

GPT-5.6は、OpenAIが2026年7月に一般公開した新しいモデル群です。単一モデルではなく、Sol・Terra・Lunaという3つのモデルファミリーで構成され、モデル名の付け方(命名体系)も刷新されました。

  1. STEP 1

    2026年6月26日:政府承認ユーザー向けの限定プレビュー

    サイバーセキュリティやバイオ分野で「High capability(高い能力)」と判定されたため、まず米政府の承認を経て、対象を絞ったプレビューとして公開されました。

  2. STEP 2

    2026年7月9日:一般公開

    米国時間の同日に一般公開され、デスクトップアプリは日本を含むグローバルで提供されています。

高い能力と判定された分野があったことから、政府承認を挟む形での公開になったと説明されています。

GPT-5.6は何が変わった?GPT-5.5からの進化点

GPT-5.6の変更点は、主に3つです。効率の向上、モデル名の付け方の刷新、そして新しい自律エージェント「ChatGPT Work」の登場です。

  • 最上位のSolはエージェント型コーディングで、消費トークンを約54%削減
  • 従来のflagship+mini/nano方式をやめ、「世代番号5.6」×「能力ティア名(Sol/Terra/Luna)」に分離
  • GPT-5.6で動く自律型AIエージェントChatGPT Workの同時発表。ChatとCodexを統合した新しいデスクトップアプリ(Mac/Windows)で提供され、Pro・Enterpriseなど上位プランから順次開放

Sol・Terra・Lunaの違いと選び方

Sol・Terra・Lunaは、能力と速度・コストのバランスで役割が分かれています。どのモデルを使うかで、料金と得意な用途が変わります。

モデル位置づけ特性向いている用途
Sol最上位高い推論力・エージェント型に強い複雑なコーディング、自律的な作業
Terra中位(無料枠の主役)能力と速度のバランス型日常のチャット、文章作成
Luna高速・低コスト応答が速く単価が安い大量処理、軽い問い合わせ
さらに上位に、高推論の「Sol Pro」とマルチエージェント対応の「Sol Ultra」があり、Pro・Business・Enterprise限定です。用途が未定なら、無料枠でも使えるTerraから試すのが分かりやすいです。

GPT-5.6は無料で使える?料金とプラン別の使い方

GPT-5.6は無料でも使えますが、使えるモデルはプランで異なります。無料で試せるのはTerraが中心で、Solは有料プランのみです。

プラン月額(目安)使えるGPT-5.6モデル
無料(Free/Go)0円Terra(標準チャットへは段階的に展開)
Plus20ドル(約3,000円)Sol・Terra・Lunaを選択+推論レベル指定
Pro200ドル(約3万円)上記+Sol Pro・Sol Ultra
API(従量課金)使った分だけ入力/出力(100万トークンあたり・ドル):Sol 5/30、Terra 2.5/15、Luna 1/6

料金自体はPlus・Proとも据え置きで、GPT-5.6への切り替えによる値上げはありません。

GeminiやClaudeとの実力比較とベンチの見方

GPT-5.6を、AnthropicのClaude Fable 5やClaude Opus 4.8、GoogleのGeminiと並べると位置づけが見えてきます。OpenAIが公表した主なベンチマークでは、最上位のSolと他社最上位のClaude Fable 5は総合でほぼ互角で、領域ごとに勝敗が分かれます

ベンチマーク(内容)SolTerraLunaClaude Fable 5
総合知能(AA Intelligence Index・目安)59555160
コーディング(SWE-bench Pro)64.6%63.4%62.7%80%
ターミナル操作(Terminal-Bench 2.1)88.8%87.4%84.7%83.1%
エージェント業務(Agents’ Last Exam)52.7%50.4%50.3%40.5%
出典:OpenAI公式発表(各社報道より)。総合知能の目安はClaude Opus 4.8が約56、Grok 4.5が約54です。

Solはターミナル操作やエージェント業務でFable 5を上回る一方、コーディングのSWE-bench ProではFable 5が大きく上回ります。

GPT-5.6を使う前の注意点と商用利用

使う前に押さえたい点が2つあります。基本スペックの一部が未公表であること、そして商用利用のルールです。

コンテキスト長・カットオフは公式未公表

GPT-5.6は、基本スペックの一部が公式に公表されていません。数値は情報源によって割れています。

いずれも公式値ではないため、正確な数値は現時点で断定できません。

商用利用は可能・著作権の扱いに注意

生成物の権利は、OpenAIの利用規約で利用者に渡されると定められています。

> you (a) retain your ownership rights in Input and (b) own the Output. We hereby assign to you all our right, title, and interest, if any, in and to Output.(OpenAI利用規約「3. Content」より)

まとめ|GPT-5.6は無料枠のTerraから試せる

GPT-5.6はSol・Terra・Lunaの3モデルで再編された新しい世代です。無料枠のTerraから試せますが、標準チャットへの展開は段階的で、Solは有料に限られます。

まずは無料のTerra、確実に試すならChatGPT WorkやAPI経由で触れてみることをおすすめします。業務に組み込むなら、生成物に人間の編集を加えてから公開すると安全です。

本記事は2026年7月時点の情報です。料金や提供状況は変わるため、最新はOpenAI公式を確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、HOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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