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Claude Codeコマンド完全ガイド|使い方・カスタム作成・中級者向け10選

投稿日 最終更新日 読了約19分 閲覧数14

この記事は、Claude Codeを触り始めて「/help/clearくらいしか使ってない」状態から一歩進みたい人向けの記事です。

2026年に大きく仕組みが変わった「Skills(スキル)」という新しい形式や、知ってると作業がラクになるショートカット10個、自分専用コマンドの作り方、商用利用で気をつけることまで、公式情報をベースにかみ砕いて整理しました。

Claude Codeコマンドは大きく4種類ある

Claude Codeで / を入力するといろんなコマンド候補が出てきますが、実はあれ、出どころが4種類あります。

2026年に入ってからAnthropicは「Skills(スキル)」という新しいコマンド形式を推奨するようになりました。これまでの .claude/commands/*.md も動きますが、新しく作るなら .claude/skills//SKILL.md 形式が公式推奨です(詳しい違いは後述)。

種類だれが作った?呼び出し方
組み込みコマンドAnthropic公式(CLIに最初から入ってる)/help /model/clear /compact /permissions
同梱skillAnthropic公式(標準で付いてくるskill)/skill名/simplify /batch /loop /debug
自作skillあなたやチームが作る/skill名.claude/skills/my-skill/SKILL.md
プラグインのコマンドサードパーティ製プラグイン/プラグイン名:skill名/team-tools:onboarding
MCPプロンプトMCPサーバー経由/mcp__サーバー名__プロンプト名/mcp__github__create_pr
ややこしいですが、まずは「公式のものか、自分で作るものか、プラグインか」の3つだけ意識しておけば十分です。同じ名前のコマンドとskillがあった場合はskillが優先されるルールだけ覚えておいてください。

中級者が見落としがちなClaude Codeコマンド10選

ここからが本題です。Claude Codeを毎日のように使っている人でも、意外と知らないショートカット・コマンドを10個紹介します。各項目はどんな時に使うのかから入るので、自分に必要そうなものだけピックアップしてもOKです。

1. #プレフィックスとAuto memoryの違いを押さえる

こんなときに使う:「このプロジェクトではnpmじゃなくbun使って」みたいなルールを毎回伝え直すのが面倒なとき。

メモを永続化する仕組みには、手動の#プレフィックス自動のAuto memoryの2つがあります。名前が似ていて混同しやすいので整理しておきます。

手動:#プレフィックス
#このプロジェクトのDBはPostgreSQL 15 のように # を先頭につけて送ると、Claudeが「これをCLAUDE.md(プロジェクトルール用のファイル)に追記しますか?」と聞いてきます。これは昔からあるショートカットですが、2026年現在は公式ドキュメントから記載が消えていて、issue #14868で「保存されない」報告も上がっています。確実に残したいなら「これをCLAUDE.mdに追記して」と普通にお願いするか、/memory コマンドで直接編集するほうが安全です。

自動:Auto memory(v2.1.59以降)
こちらはClaudeが勝手にメモを取ってくれる仕組みです。#を打つ必要は一切なく、普段の会話でClaudeが「これは覚えておくべき」と判断したものが ~/.claude/projects//memory/MEMORY.md に保存されていきます。こちらも/memory 画面から中身を見たり編集したりできます。

2. Ctrl+Bで重い処理を裏に回す

こんなときに使う:ビルドやテストが3分以上かかって、その間Claudeが固まって何もできないとき。

実行中に Ctrl+B を押すと、いま動いてるBashコマンドがバックグラウンドに退避してくれます。Claudeはすぐ次の指示を受け付けられるようになり、待ち時間中に別の作業を進められます。終わったら結果を読みに行ってくれる仕組みです。

注意点:tmuxを使ってる人は Ctrl+B がtmuxのプレフィックスキーとぶつかるので、2回連打する必要があります(公式ドキュメント)。バックグラウンドのタスクを全部止めたいときは Ctrl+X Ctrl+K を3秒以内に2回押すと一括停止できます。

3. Ctrl+Rで過去のプロンプトを検索

こんなときに使う:「先月、別のプロジェクトで投げたあのプロンプト、また使いたいんだけど何だっけ…」となったとき。

Ctrl+R を押すと、いままで送ったプロンプトの履歴検索モードに入ります。キーワードを打つと一致する過去のプロンプトが出てくる、というシェルでおなじみの機能のClaude Code版です。

さらに知っておきたいのが Ctrl+S でのスコープ切り替え。検索範囲を「全プロジェクト → このセッション → このプロジェクト」と3段階で切り替えられます。プロジェクトをまたいで過去の良いプロンプトを使い回すのにかなり便利です。

4. /btwは「コンテキストを汚さない雑談」専用

こんなときに使う:作業中に「あれ、このライブラリって何だっけ?」みたいな雑な質問を挟みたいとき。

/btwby the way の略で、メインの作業と関係ない軽い質問を挟むためのコマンドです。仕様を誤解している人が多いので注意したいポイントを3つ紹介します:

  • やり取りはメインの会話履歴に残らない(コンテキストを汚さない)
  • ファイル読み書き・コマンド実行などのツールは一切使えない
  • 1ターンで終わる(追加質問は別の /btw を打つ)

つまり「いまの会話の流れで答えられる範囲のミニ質問」専用。「このコードをデバッグして」みたいなコーディング用途で呼ぶと空振りするので、そこだけ気をつけてください。

5. Escを2回押すと巻き戻しできる

こんなときに使う:Claudeが意図しない大量のファイル変更をしてしまい、慌てているとき。

これは知っておくとマジで救われるショートカットです。Esc を1回押すと「いまの応答を中断」ですが、2回連打するとrewind(巻き戻し)モードに入ります。直前のチェックポイント(過去の状態のスナップショット)を選んで、コードや会話を一気に巻き戻せます。

事故が起きたとき、つい Ctrl+C でセッション終了しがちですが、その前に まず Esc×2 を試す習慣をつけると復旧が一気にラクになります。同じ操作は /rewind コマンドからもできます。

[画像:Esc×2を押した直後のrewind/checkpoint選択画面 | alt: Claude Code Esc Esc コマンドで起動するrewindチェックポイント復元画面]

6. !プレフィックスでシェルを直接叩く

こんなときに使うlsgit status みたいな単純なコマンドを、Claudeに考えさせるのがめんどくさいとき。

!ls -la のように ! を先頭につけると、Claudeを経由せずに直接シェルで実行されます。Claudeが「このコマンド大丈夫かな…」と推論する時間とトークンが省けて、レスポンスが速くなります。

実行結果はちゃんと会話に渡るので、続けて「この出力を踏まえて〜」と指示すればOKです。プレフィックスは合計4つあって使い分けます:

プレフィックス役割
/コマンド・skill実行
!シェルを直接実行
@ファイル参照(ファイル名補完が効く)
#CLAUDE.mdに追記(前述のレガシー機能)

7. Ctrl+Gで外部エディタを開いてプロンプトを書く

こんなときに使う:仕様書みたいな長文プロンプトを、ターミナル内の貧弱な入力欄で書くのがツラいとき。

Ctrl+G(または Ctrl+X Ctrl+E)を押すと、$EDITOR 環境変数に設定されたエディタが起動します。たとえば事前に以下のいずれかを設定しておけばOK:

export EDITOR=nvim         # Neovim派
export EDITOR="code -w"    # VS Code派
export EDITOR=vim          # Vim派

長文の要件定義をそのまま投入したい場面で重宝します。シンタックスハイライト付きで書けるので、コードブロックを含む長文を組み立てるときもラク。

8. /effortで「どれくらい本気で考えるか」を指定

こんなときに使う:難しい設計判断や難バグ調査で、Claudeにじっくり考えてほしいとき。

/effort推論の深さを5段階で切り替えられます。深くするほど精度は上がりますが、その分時間とトークン(≒コスト)がかかります。

レベルこんなときに
lowタイポ修正・フォーマット直しなど単純作業
medium通常のコーディング(デフォルトはこれ)
high複数ファイルにまたがるリファクタ
xhighアーキテクチャ設計・原因不明の難バグ
max重要な意思決定(セッションが終わると元に戻る)
ちなみに ultrathink という呪文(?)も使えます。これは一度廃止されたあと、2026年3月リリースのv2.1.68で復活しました。/effort high がセッション全体に効くのに対して、ultrathinkそのターンだけ深く考えさせる一時オーバーライドとして動きます。

9. /fewer-permission-promptsで承認疲れを解消

こんなときに使う:「このコマンド実行していい?」の承認ポップアップが多すぎて作業が進まないとき。

これはAnthropic公式に標準で入ってる便利skill。過去のあなたの操作履歴を解析して、「これは毎回承認しなくても安全だよね」というコマンド(lscatgit status など読み取り専用のもの)を抽出し、自動で許可リストに追加してくれます。

プロジェクト開始から1週間くらい使ったあとに1回走らせると、その後の承認プロンプトが体感半減します。

10. /loopinterval を省略するとClaudeが自分でペースを決める

こんなときに使う:「テストが通るまで監視して、エラー出たら直して」みたいな曖昧な繰り返しタスクを任せたいとき。

/loop は処理をループ実行させるコマンドで、/loop interval=60s のように「○秒ごとに実行」と指定できます。ですが、interval を省略するとClaudeが状況に応じて自分でペースを判断してくれます。

「ビルド完了まで監視」みたいに、固定間隔より「終わりそうなら頻繁にチェック、まだ時間かかりそうなら間隔広げる」のほうが効率的な場面で力を発揮します。長時間デプロイの結果監視やCIの状態確認との相性が良いです。

Claude Codeで自作コマンド(skill)を作る方法

ここからは「自分専用のコマンドを作りたい」人向け。意外と簡単で、markdown 1ファイルから始められます。

まずは最小構成から:.claude/skills/my-pr/SKILL.md

ディレクトリを .claude/skills// で作って、その中に SKILL.md を置くだけ。中身はこんな感じです:

---
name: my-pr
description: 現在のブランチからPRを作成する。社内テンプレートを使う。
argument-hint: 
allowed-tools: Bash(gh pr create:*) Read
---

引数 $1 をタイトルとして、以下のテンプレートでPRを作成してください。

## テンプレート
- 変更概要:(自動生成)
- 関連Issue:(あれば)
- 動作確認:(チェックリスト)

これだけで /my-pr "新機能追加" のように呼び出せるようになります。

--- で囲まれた上の部分(フロントマターと呼びます)はコマンドの設定情報。下の部分は普通のmarkdownで、Claudeにやってほしいことを日本語で書くだけでOKです。

フロントマターでよく使う設定項目

skillの挙動はフロントマターで細かく制御できます。よく使うものを表にまとめました(公式ドキュメント)。

項目何のため?
nameコマンド名(書かないとディレクトリ名が使われる)
descriptionこのskillが何をするかの説明。Claudeが「いま使うべきか」を判断する材料にもなる
argument-hint引数のヒント。/my-pr のように補完で出る
allowed-toolsこのskillが使っていいツールの一覧(スペース区切り or YAMLリスト)
paths特定のファイルを編集したとき自動で発動させたい場合に使う(後述)
context: fork別のサブエージェントで実行する(重い処理向け、後述)
agentcontext: fork のときどのサブエージェントを使うか
disable-model-invocationtrueにするとClaudeが勝手に呼ばないようになる(手動限定)
user-invocablefalseにすると / メニューに出てこなくなる(隠しskill扱い)

応用1:特定のファイルを編集したら自動で発火させる

paths という項目を使うと、条件にマッチするファイルを編集したときに自動でskillが走るようになります。コードレビュー前の漏れチェックなどに便利。

---
name: ts-strict-check
description: TypeScript編集時にstrictモード違反を検出
paths: "**/*.{ts,tsx}"
allowed-tools: Bash(tsc:*) Read
---
TypeScriptファイルが編集されました。`tsc --noEmit --strict` を実行し、エラーがあれば修正提案してください。

paths に書く **/*.{ts,tsx}globパターン(ファイル名の絞り込み記法)で、「どのフォルダの下にあっても .ts.tsx のファイルなら全部対象」という意味です。

これを置いておくと、.ts / .tsx ファイルを編集するたびに自動で型チェックが走るようになります。「コミット前にチェック忘れた…」を構造的に防げる仕組み。

応用2:重い処理を別エージェントに任せる

フルテスト実行とか大量ファイル分析みたいな重い処理は、メインの会話を圧迫しがちです。そこで context: fork を指定すると、別のサブエージェントが起動して裏で処理してくれます。

agent には組み込みのサブエージェントタイプ(ExplorePlangeneral-purpose など)を指定します。サブエージェント側で処理が完結し、結果のサマリだけがメインの会話に返ってくるので、コンテキストを汚さずに済みます。

旧形式 .claude/commands/ との違い

「あれ?昔は .claude/commands/*.md に書いてたよね?」と思った人もいるはず。旧形式もまだ動きますが、こんな違いがあります:

旧形式(.claude/commands/新形式(.claude/skills//SKILL.md
ファイル構成markdown 1ファイルディレクトリ単位(補助ファイルも置ける)
フロントマター設定項目が少ない豊富(pathscontext: forkなど)
自動発火できないpathsでできる
サブエージェント化できないcontext: forkでできる
既存のコマンドを全部移行する必要はありませんが、新規で作るなら新形式(SKILL.md)一択と覚えておけばOKです。

商用利用で気をつけたいこと

ここからは「会社で使いたい」「副業や受託で使いたい」人向け。ライセンス周りでハマりやすいポイントを整理しておきます(2026年5月時点の公式情報ベース)。

プラン別:どこまで使える?

プラン月額(USD)Claude CodeAgent SDK商用・法人利用
Free$0×××
Pro$20(年契約$17)×個人のみ
Max 5x$100×個人のみ
Max 20x$200×個人のみ
APIキー従量課金〇(法人OK)
ポイントは個人プランでは商用利用ができないこと。会社で使うなら、月額固定のサブスクではなくAPIキー(使った分だけ課金)を契約する必要があります。公式情報は Claude PricingUse Claude Code with your Pro or Max plan で確認できます。

Pro/Maxの「OAuthログイン」は自動化に使えない

Pro/Maxプランで使うOAuth(Anthropicアカウントでログインする普通のログイン方式)は、個人の通常利用専用として制限されています。具体的にはこんな用途には使えません:

  • Agent SDKを使った自動化スクリプト
  • CI/CDパイプラインでの実行
  • 自作ツールにClaudeを組み込むタイプの製品

Anthropic公式は2026年2月、サードパーティ製コーディングエージェントがClaude SubscriptionのOAuthを使うことを明確に禁止しました(公式説明)。CI・社内ツール統合・複数人共有はすべてAPIキー一択です。

医療・金融など機密性の高い業界での導入

機密性の高いコード(医療・金融など)を扱う会社でも、BAAZDRという2つの契約をAnthropicと結べばClaude Codeを使えます。

  • BAA(Business Associate Agreement):HIPAAなどの規制に対応するための事業契約
  • ZDR(Zero Data Retention):送ったデータをAnthropic側に残さない契約

導入したい場合は、AnthropicのSales(営業窓口)から問い合わせる必要があります。

よくある質問

Q.`/effort max` をいつも使うのはアリですか?
A.

推論を最大化するモードでセッション中だけ有効。コストもかなり高くなるので、本当に重要な設計判断や難バグ調査のときだけ使うのが現実的です。普段はデフォルトの medium で十分。

Q.Proプランでチーム開発はできますか?
A.

ToS上は個人利用専用なので、会社・チームで使うならAPIキー経由のClaude Code利用が前提です。

Q.自作skillをチームで共有する方法は?
A.

GitHubリポジトリにskillをまとめて、各メンバーが git clonegit submodule で取り込むのが定番。disable-model-invocation(自動起動を禁止するか)や paths(自動発火の条件)はチームで合意してからマージする運用にすると、事故が減ります。

Q.自作skillが思ったように動かないときは?
A.

まず description の書き方を見直してください。Claudeは「いまこのskillを使うべきか」を description で判断するので、ここがあいまいだと呼ばれない・誤発動するなどが起きます。「いつ・何のために使うskillか」を具体的に書くのがコツです。

まとめ:今日から使えるClaude Codeコマンド

最後にこの記事の内容をまとめます。

  • コマンドは4種類:組み込み・公式skill・自作skill・プラグインの4つ。違いを意識するだけで「これどこから来てるんだろう」が解消される
  • 10選のなかから1つでも習慣化する:特に Esc×2(巻き戻し)・Ctrl+B(バックグラウンド化)・!(シェル直結)の3つは今日から使えるレベルで効果が大きい
  • 自作skillは意外と簡単.claude/skills//SKILL.md にmarkdownを1ファイル書くだけでOK。社内ルール・PR作成・自動チェックなど用途は無限
  • 会社で使うならAPIキー一択:個人のPro/Maxプランで業務利用はToS違反になるので注意

最初の一歩としては、~/.claude/skills/ に試しに1つだけ自作skillを作ってみるのがおすすめ。1つ作るとフロントマターの書き方が体で覚えられて、2つ目以降がぐっと楽になります。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、HOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

爆速開発部編集部 A爆速開発部メンバー

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