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【混同注意】Claude CodeとCursorの違い

投稿日 最終更新 読了約10分 閲覧数121

Claude CodeとCursorの違いを調べていたら「CursorからClaude Codeが使える」という話が出てきて分からなくなった、Cursorに最初から入っているAIとClaude Codeは同じものなのか、両方に課金が必要なのか、どちらか一方を選べばいいのか――こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

この2つは同じ土俵で競合しているツールではなく、担当している役割が違います。本記事では、両者の関係と、混同されやすい3つのパターンの区別を、両社の公式ドキュメントとClaude Codeを実務で動かして分かった点から整理しました。

Claude CodeとCursorの違いは役割にある

Claude Codeは、渡した作業をモデルが自分で進めるエージェントです。ターミナル、デスクトップアプリ、エディタの拡張のいずれかの形で動きますが、コードを表示して人が手で編集する画面は持っていません。

Cursorは、VS Codeをフォークしたコードエディタです。人がコードを読み書きする画面が本体で、そこにAI機能が組み込まれています。

Claude CodeCursor
種類AIエージェントコードエディタ
コードを表示・編集する画面持たない本体機能
AIによる実行本体機能内蔵のCursor Agent
これだけで開発が完結するかしない(エディタが別に要る)する
相手のツールの中で動くかCursorの中で動くClaude Codeの中では動かない
課金先AnthropicAnysphere
比較が噛み合わなくなる原因は、相手のツールの中で動くかどうかが片側にしかない点です。Claude CodeはCursorの中で動きますが、その逆はありません。Claude Codeの公式ドキュメントには「Install for Cursor」のインストールリンクが用意されていて、VS Code拡張のページには「The extension also installs in other VS Code forks like Devin Desktop or Kiro.」と書かれています。

つまり「Claude CodeかCursorか」は二者択一になりません。Claude Codeを選んでもコードを見る場所は別に要りますし、その場所としてCursorを使うこともできます。

CursorでClaudeを使う3パターンの違い

混乱が起きるのは「CursorでClaudeを使う」という言い方が、中身の違う3つのことを同時に指しているためです。Claude Code本体が動いているのは、このうち1つだけです。

①Cursor内蔵のAgentを使う

Cursorに最初から入っているAI機能です。Cursorの料金ページによると、無料のHobbyプランでも「Limited Agent requests」「Access to Composer」の範囲で使えます。

このとき動いているモデルは、Cursorが自社で用意しているCursor Modelsです。モデル一覧にはGrok 4.6・Grok 4.5・Composer 2.5が挙げられていて、Composer 2.5には「Jointly trained by Cursor and SpaceXAI」と記載されています。Anthropicのモデルはここに含まれません。

②Cursor AgentのモデルにClaudeを選ぶ

Cursorはモデルを差し替えられます。Other Modelsの区分にAnthropicのClaude Sonnet 5やClaude Opus 5などが並んでいて、これを選べばCursorの中でClaudeのモデルが動きます。

ただしこれはClaude Codeではありません。動いているのはCursor Agentで、モデルの供給元がAnthropicに変わっただけです。エージェントとしての挙動・権限の扱い・設定ファイルはCursorのものが使われます。無料のHobbyプランはCursor Modelsのみで、Other Modelsを使うにはPro(月$20)以上が必要です。

「CursorでClaudeを使っている」という話の多くはこのパターンを指しています。

③CursorでClaude Codeを動かす

Anthropicが配布している拡張、またはCLIをCursorに入れて動かすパターンです。ここで初めてClaude Code本体が動きます。

②との違いは、Cursorから見ると外部のツールが同居している状態だという点です。Claude Code側の設定・権限モード・会話履歴が使われ、料金もAnthropicとの契約から引かれます。Cursorのプランをいくら上げてもClaude Codeは使えるようになりません。

CursorでClaude Codeを動かす手順

入れ方は拡張とCLIの2ルートあります。前提はVS Code 1.94.0以上の環境と、Anthropicの有料契約です。Cursor側は無料のHobbyのままで構いません。公式ドキュメントの表記は「any paid Claude subscription (Pro, Max, Team, or Enterprise) or a Claude Console account works, and no API key is required.」で、APIキーの発行は不要です。

  1. STEP 1

    拡張をインストールする

    Cursorの拡張ビューで「Claude Code」を検索して入れます。Cursorの拡張レジストリはOpen VSXで、公式ドキュメント側にも Install for Cursor のリンクが用意されています。

  2. STEP 2

    Anthropicアカウントでサインインする

    初回にパネルを開くとサインインを求められます。ここで使うのはCursorのアカウントではなく、Claudeの有料プランのアカウントです。

  3. STEP 3

    パネルから使う

    チャットパネルが開きます。CLI風の画面に切り替えたい場合は、拡張の設定にある Use Terminal をオンにします。

CLIをターミナルから使う場合は、Cursorの統合ターミナルで claude を実行します。外部のターミナルアプリから使うときは、Claude Code側で /ide を実行するとエディタに接続され、差分表示やエラー情報の共有が有効になります。

拡張とCLIは会話履歴を共有しているため、パネルで始めた作業を claude --resume でターミナル側に引き継げます。

Claude CodeとCursorの料金は別々にかかる

支払い先が2社に分かれるため、選んだパターンによって請求先が変わります。

パターンCursor側Anthropic側
① Cursor Agentを使うHobby $0から不要
② AgentのモデルにClaudeを選ぶPro 月$20から不要
③ Claude Codeを動かすHobby $0のままで可Pro 月$20から(必須)
Claude Codeは無料プランでは使えません。セットアップ手順にも「The free Claude.ai plan does not include Claude Code access.」と明記されています。上位プランはMax 5xが月$100、Max 20xが月$200です。Cursor側はPro+が月$60、Ultraが月$200で、無料のHobbyはクレジットカード登録なしで始められます。

③でかかるのはClaude Code側の料金だけです。Cursorは無料のHobbyのままでも拡張を入れて動かせるため、Cursorに課金が必要になるのは②のようにCursor AgentでClaudeモデルを使う場合だけです。ただしClaude Codeを動かす以上、Anthropicの有料プランへの課金は避けられません。Cursorをいくら安く済ませてもここは変わりません。

また、Claude Code側のプラン選びについては、Claude Codeの料金プランで解説していますのでぜひお読みください。

まとめ|Claude CodeとCursorは役割が違う

Claude Codeはエージェント、Cursorはエディタで、担当している役割が違うため、どちらか一方を選ぶ関係にはありません。混乱の原因は「CursorでClaudeを使う」という言い方が3つの状態を指していることにあります。

自分がやりたいのが「Cursorの中でClaudeのモデルを使う」ことなのか「Claude Codeそのものを動かす」ことなのかを先に決めると、契約すべきプランが決まります。後者ならCursorは無料のままで足り、支払いが増えるのはAnthropic側だけです。

本記事は2026年9月時点の情報です。料金と仕様は変更されるため、最新はClaudeの料金ページとCursorの料金ページを確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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