Gemini APIの料金は?無料枠とモデル別の単価を整理

「Gemini APIは無料で使えるのか」「有料になるといくらかかるのか」「どのモデルを選べばいいのか」――自社のサービスにGeminiを組み込もうとすると、最初にここでつまずきます。
結論から言うと、Gemini APIには無料枠があり、Flash系のモデルなら課金なしで試せます。ただし最上位のProモデルには無料枠がなく、入力が20万トークンを超えると単価が倍になります。本記事では公式の料金ページをもとに、モデル別の単価と無料枠、費用が跳ねる条件を整理しました。
Gemini APIは無料で使える?
無料枠の有無はモデルによって違います。ここを取り違えると「試したつもりが課金されていた」「無料のはずが使えない」という食い違いが起きます。
| モデル | 無料枠 | 位置づけ |
|---|---|---|
| Gemini 3 Flash | あり | 速度と知能のバランス型 |
| Gemini 2.5 Flash | あり | 100万トークンのコンテキスト、思考予算つき |
| Gemini 3.1 Pro | なし | 第3世代のProモデル |
| Gemini 3 Pro Image(Nano Banana Pro) | なし | 画像生成 |
Gemini APIの料金|モデル別の単価
単価はすべて100万トークンあたり・米ドルです。出力の料金には思考トークンが含まれます。
| モデル | 入力 | 出力(思考含む) |
|---|---|---|
| Gemini 3.1 Pro | $2.00(20万トークン以下)/$4.00(超過時) | $12.00(20万以下)/$18.00(超過時) |
| Gemini 3 Flash | $0.50(テキスト・画像・動画)/$1.00(音声) | $3.00 |
| Gemini 2.5 Flash | $0.30(テキスト・画像・動画)/$1.00(音声) | $2.50 |
| Gemini 3 Pro Image | $2.00 | $12.00(テキスト)/$120.00(画像) |
ProとFlashで入力は4倍、出力は4倍の差があります。要約や分類のように難易度が高くない処理をProで回すと、理由なく費用が膨らみます。
費用が跳ねる3つの条件
料金表だけ見ていると見落とす部分です。
1. 20万トークンを超えると単価が倍になる
Gemini 3.1 Proは、プロンプトが20万トークンを超えた時点で入力が$2.00→$4.00、出力が$12.00→$18.00に切り替わります。
長い仕様書やログをまとめて渡す使い方では、ここで一気に倍になります。分割して渡すか、必要な部分だけ抜き出す前処理を入れると効きます。
2. 出力の料金には思考トークンが含まれる
出力側の単価は「思考トークンを含む」と明記されています。推論の過程で内部的に使われたトークンも課金対象です。
応答が短くても、複雑な問いでは思考トークンが伸びるため、見た目の出力量と請求額は比例しません。
3. 画像生成は桁が違う
Gemini 3 Pro Imageの画像出力は$120.00/100万トークンで、テキスト出力($12.00)の10倍です。公式は実感しやすい単位でも示しています。
| 解像度 | 1枚あたり |
|---|---|
| 1K / 2K | 約 $0.134 |
| 4K | 約 $0.24 |
コンテキストキャッシュとGoogle検索連携
キャッシュを使うと入力が安くなる
同じ前提文(システムプロンプトや参照資料)を何度も送る場合、コンテキストキャッシュで入力単価を下げられます。
| モデル | キャッシュ保存 | 保管料 |
|---|---|---|
| Gemini 3.1 Pro | $0.20(20万以下)/$0.40(超過) | $4.50 / 100万トークン / 時間 |
| Gemini 3 Flash | $0.05(テキスト等)/$0.10(音声) | $1.00 / 100万トークン / 時間 |
Google検索によるグラウンディング
最新情報を参照させる機能です。
- 月5,000件まで無料(Gemini 3.x の全モデルで共有)
- 超過後は1,000件あたり$14
5,000件は全モデル合算の枠なので、複数のモデルを併用している場合はまとめて消費されます。
料金を抑える組み方
個人で使うだけなら、APIではなく月額プランのほうが分かりやすいです。料金体系の違いはGeminiの料金プランで整理しています。
Gemini APIの料金でよくある質問
❓よくある質問
Q.Gemini APIは完全に無料で使えますか?
モデルによります。Gemini 3 Flash と Gemini 2.5 Flash には無料枠がありますが、Gemini 3.1 Pro と画像生成の Gemini 3 Pro Image には無料枠がありません。無料枠にも利用回数の上限があります。
Q.無料枠を超えるとどうなりますか?
有料枠の単価で課金されます。Gemini 3 Flash なら入力が100万トークンあたり$0.50、出力が$3.00です。
Q.なぜ同じモデルで単価が2つ書かれているのですか?
プロンプトの長さで切り替わるためです。Gemini 3.1 Pro は20万トークンを境に、入力が$2.00から$4.00、出力が$12.00から$18.00に上がります。
Q.出力が短いのに請求が多いのはなぜですか?
出力の料金には思考トークンが含まれるためです。応答文が短くても、推論の過程で使われたトークンは課金対象になります。
Q.画像生成はいくらかかりますか?
出力が100万トークンあたり$120.00で、公式の換算では1K/2Kの画像1枚あたり約$0.134、4Kで約$0.24です。
Q.Google検索と連携させると追加料金はかかりますか?
月5,000件までは無料です(Gemini 3.x の全モデルで共有)。超過後は1,000件あたり$14になります。
自前でAPIを組むより早く業務に取り入れたい場合は、法人向けのAIアシスタントSaaSという選択肢もあります。
まとめ|Flashの無料枠から始める
まずFlashの無料枠で仕様を固め、精度が足りない処理だけProに回す。この順番なら費用が読めます。
本記事の料金は2026年9月時点の公式ドキュメントにもとづきます。改定されることがあるため、契約前に最新の記載をご確認ください。
AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年
関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。
〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。
単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。
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