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Grok Botに無料枠はある?無料トライアルと料金を整理

投稿日 最終更新 読了約19分 閲覧数1,533

Grok Botは無料で使えるのか、料金はいくらなのか、どのプランを契約すればいいのか——こうした疑問を持つ方に向けて、2026年10月時点の仕様を整理しました。

Grok Botは、質問に答えるチャットではなく、クラウド上のコンピュータで作業を代行するAIエージェントです。本記事は、SpaceXAI(旧xAI)のGrok Bot公式ドキュメント、CursorのGrok Botの料金ヘルプと料金ページ、Grok Bot公式アカウントとイーロン・マスク氏のX投稿をもとにまとめています。実機で検証した記事ではありません。

本記事は広告(アフィリエイトプログラム)を含みます。

Grok Botとは?従来のGrokとの違い

Grok Botは、2026年8月にSpaceXAI(旧xAI)が公開したAIエージェントです。Xの投稿画面に出るGrokボタンや、grok.comのチャットとは別の製品にあたります。名前と役割を持つ「Bot」を作り、メッセージで仕事を頼むと、Botがクラウド上の専用コンピュータでブラウザ・ファイル・ターミナルを使って作業を進めます。

比較軸従来のGrokチャットGrok Bot
役割質問に答えるタスクを最後まで実行する
実行場所対話画面の中クラウド上の専用コンピュータ
PCを閉じたとき中断する動き続ける
外部ツール連携機能のあるものが中心連携がなくてもブラウザ操作で扱える
使う場所ブラウザ・スマホアプリ・X専用アプリ(デスクトップ・スマホ)
サインインX / GrokのアカウントCursorアカウント
サインインにCursorアカウントを使うのは、SpaceXが2026年8月にCursor開発元のAnysphereを買収し、Grok BotがCursorの基盤の上で動いているためです。Botが作業するコンピュータもCursorのクラウド上にあり、利用量もCursorアカウントで計測されます。

Grok Botは無料で使える?無料トライアルの中身

Grok Botにずっと無料で使える枠はありません。ただし、対象プランを持たない人向けに利用量に上限のある無料トライアルが用意されています。Grok Bot公式アカウントは2026年8月21日に「その他すべてのユーザーに、利用量を限った無料トライアルを提供する」と投稿しました。同じ投稿でSuperGrok Plus・Cursor Pro+・Cursor Teamsに対象を広げ、8月26日にはSuperGrokとCursor Proにも広げています。

項目内容
対象対象プランを持たない人(Cursorの無料プランなど)
上限の決まり方日数ではなく利用クレジット。あわせて7日間の期限がある
減り方送ったメッセージの数ではなく、エージェントの処理ステップとトークン量で減る
クレジットの量公表されていない
終了後自動で有料プランにはならない。続けるなら対象プランの契約か連携が必要
解約料金はかからない。「Cancel Trial」で即終了し、再取得はできない

iPhoneアプリから始める「App Storeの無料体験」は、このトライアルとは別物です。Appleの課金なので、期限前に解約しないと有料の購読に切り替わります。Androidアプリにはアプリ内の無料体験はありません。

Grok Botの料金|使えるプランの一覧

Grok Botは単体のサブスクリプションとしては販売されていません。Cursorの有料プランに含まれているほか、SuperGrokやX Premium+を連携しても使えます。

Cursorのプランで使う場合

プラン月額(月払い)Grok Botの利用枠(週ごと)
Hobby(無料)$0対象外(無料トライアルのみ)
Pro$20あり(Pro+より少ない)
Pro+$60多め(Ultraより少ない)
Ultra$200最も多い
Teams(Standard / Premium)$40 / $120(1人あたり)全メンバーが利用可。席ごとの利用枠に従う
Enterprise個別見積担当営業に相談して有効化
金額はCursorの料金ページとTeamsの料金によるものです(税別・米ドル)。各プランの週あたりの利用枠が具体的にどれだけかは、公表されていません。

SuperGrok・X Premium+を連携する場合

契約Grok Botの利用
SuperGrok Heavy連携で利用可(連携の中で最も多い)
SuperGrok Plus連携で利用可(Heavyより少ない)
SuperGrok連携で利用可(Plusより少ない)
X Premium+連携で利用可(SuperGrok Plusより少ない)
Grok Business(セルフサーブ)の席「Sign in with Grok」でサインインすれば利用可
SuperGrok Lite対象外
連携は、Grok Botのプラン画面からGrokまたはXのアカウントをつなぐだけです。注意したいのは次の3点です。
  • 一度連携すると解除や付け替えができません。 連携先のCursorアカウントを間違えないようにします
  • Cursorのプランと連携は合算されません。 両方を契約していても、利用枠は多い方の1つだけです
  • SuperGrokを上位プランに変えた後、利用枠の反映に最大24時間かかります

SuperGrokやX Premium+の月額は、Grok料金はいくら?有料プランを比較で整理しています。

利用枠を超えたら|オンデマンドと月の上限額

含まれている利用枠は週ごとにリセットされます。使い切った後は、オンデマンド(従量課金)を有効にしていれば作業を続けられ、料金はCursor経由で請求されます。オンデマンドを無効にしている場合は、週の枠が戻るまで止まります。

オンデマンドには月の上限額を設定できます(Grok Botの設定、またはWebのcursor.com/dashboardの「Spending」)。ただし、上限は実行中の作業を途中で止めるものではなく、走っているBotは上限を超えて作業を終えることがあります。Grok Botだけに別の上限を設定する機能は、10月時点でまだありません。

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Grok Botの対応OSと使える場所

公開直後はmacOS・Windows・iPhoneに限られていましたが、10月時点の公式ドキュメントでは次の環境に対応しています。Androidアプリは2026年9月2日に公開されました。

種類対応環境
macOSApple シリコン・Intel
Windowsx64・Arm64
Linuxx64・Arm64(.deb・.rpm・AppImage)
iPhoneiOS 18以降
iPadiPadOS 18以降(iOSアプリが動作)
AndroidAndroid 9以降
Botと会話はサインインした端末の間で同期され、Macとスマホで利用量も共通です。Xの投稿で「@bot」をタグ付けして仕事を頼む機能もありますが、公式ドキュメントは「まだすべての地域では使えない」としており、対象地域の一覧は確認できませんでした。日本での提供条件も、公式には明記されていません。

Grok Botでできること・できないこと

公式ドキュメントに書かれている機能と、まだない機能・制約を分けて整理しました。

Grok Botの週ごとの利用枠は、grok.comやXで使うGrokチャットのレート制限とは別の仕組みです。消費者向けGrokの制限はGrokの制限・上限はいつリセット?無料は2時間ごとで解説しています。

Grok BotがClaude Opus 5.5を使う?マスク氏の投稿

イーロン・マスク氏は2026年10月7日(日本時間)、Grok Botについて次のようにXに投稿しました。

同じ日の続く投稿では、「簡単な質問は小さく速いモデルに、複雑な答えが要る質問は大きなモデルに振り分ける」と説明しています。Claude Opus 5.5はAnthropicの言語モデル、Midjourneyは画像生成、Sunoは音楽生成のサービスです。

投稿からわかること・わからないことを分けておきます。

区分内容
対象作業代行エージェントのGrok Bot。grok.comやXのGrokチャットのモデルを入れ替えるという発表ではない
モデルの選び方作業ごとに自動で選ぶ。もともとGrok Botはユーザーがモデルを指定する仕組みではなく、公式ドキュメントも「モデルはCursorが選ぶ」としている
開始時期明らかになっていない
料金・利用枠への影響明らかになっていない
どの作業にどのモデルを使うか明らかになっていない
公式ドキュメント・Anthropic側の発表10月10日時点で、Grok Botの公式ドキュメントにClaudeの記載はなく、Anthropicからの発表も確認できない
「GrokがClaudeを採用」という見出しの報道もありますが、マスク氏の投稿はGrok Botについてのものです。最新のGrokモデルについてはGrok 4.7とは?で整理しています。

Grok Botの規約|商用利用と年齢制限

Grok Botに適用されるのは、xAIの規約ではなくCursorを提供するAnysphereの利用規約(Cursor ToS、2026年9月3日更新)です。サインインがCursorアカウントであるため、商用利用の可否や年齢の条件もこちらに従います。

項目内容根拠
生成物の権利ユーザーに帰属(Anysphereが権利を譲渡)Cursor ToS 5.3
商用利用可能。競合するモデルの開発・学習への利用などは禁止Cursor ToS
年齢制限居住地の成年年齢または18歳の高い方以上Cursor ToS 2
学習への利用明示的に同意しない限り、入力と出力を学習に使わないCursor ToS 1.3
データ保存クラウド保存が必須。Legacy Privacy Modeは非対応Grok Bot公式FAQ
xAIの消費者向け規約は年齢要件を13歳以上としていますが、Grok Botで求められるのは18歳以上です。同じGrokの名前でも、適用される条件が違う点に注意してください。

Grok Botのセキュリティ上の注意点

アカウント内に作ったBotは、1台のクラウドコンピュータを共有します。Botごとに画面は分かれますが、ファイル・ブラウザのログイン状態・コマンドの認証情報は共有されます。公式ドキュメントは「Botを分けることをセキュリティ境界として使わないこと」と明記しています(Approvals, security, and privacy)。

公式は、送金・送信・削除・外部公開・権限変更・本番環境の変更などを、承認が必要な操作として明示しておくことを勧めています。最初は読み取りだけの作業と下書きの作成から始め、取り消せない操作は承認の対象に入れてから広げるのが安全です。

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Grok Botのよくある質問

❓よくある質問

Q.Grok Botは無料で使えますか?
A.

ずっと無料で使える枠はありません。対象プランを持たない人向けに、利用量に上限のある無料トライアル(7日間の期限つき)があります。

Q.一番安く使えるプランはどれですか?
A.

Cursorの有料プランでは月$20のCursor Proが最も安い入り口です。SuperGrokやX Premium+をすでに契約しているなら、連携するだけで使えます。

Q.SuperGrok Liteで使えますか?
A.

使えません。SuperGrok・SuperGrok Plus・SuperGrok Heavyのいずれかに変更してから連携します。

Q.CursorとSuperGrokを両方契約すると利用枠は増えますか?
A.

増えません。合算されず、多い方の利用枠だけが使われます。

Q.LinuxやAndroid、iPadで使えますか?
A.

使えます。Linux(x64・Arm64)、Android 9以降、iPadOS 18以降に対応しています。

Q.Grok BotはClaudeを使っていますか?
A.

マスク氏は10月7日、作業ごとに最適なモデルを使う方針で、Claude Opus 5.5なども含むと投稿しました。開始時期や、どの作業にどのモデルを使うかは明らかになっていません。

Q.商用利用や年齢制限は?
A.

Cursorの利用規約が適用され、商用利用は可能です。年齢は18歳以上(居住地の成年年齢がそれより高ければその年齢以上)が必要です。

まとめ|Grok Botは月$20から。まず無料トライアルで消費量を確かめる

Grok Botは、公開直後の「月$120以上の上位プラン限定」から、Cursor Pro(月$20)やSuperGrok・X Premium+の連携でも使える形に広がりました。無料トライアルで1回の作業がどれだけ利用枠を使うかを確かめてから、プランを選ぶのが失敗しにくい進め方です。

本記事は2026年10月10日時点の情報です。プランや利用枠は変わることがあるため、最新はGrok Bot公式ドキュメントとCursorのヘルプを確認してください。

参考にした情報

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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