Grok Botに無料枠はある?3プランの料金と条件とは

Grok Botという名前をニュースで見かけたものの、従来のGrokと何が違うのか、料金はいくらなのか、無料で使えるのか、なぜCursorのプランが必要なのか——こうした疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。
Grok Botは、質問に答えるチャットではなく、クラウド上で作業を代行するAIエージェントです。本記事では料金と無料枠、できること・できないこと、規約と年齢制限、セキュリティ上の注意点を、公式ドキュメントと利用規約の条文から整理しました。
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Grok Botとは?従来のGrokとの違い
Grok Botは、2026年8月11日にSpaceXAI(旧xAI)が公開したAIエージェントです。Xの投稿画面に出るGrokボタンや、Discordに導入するGrokボットとは別の製品にあたります。2026年8月時点では対象を絞った早期ベータで、拡大の時期は公表されていません。

| 比較軸 | 従来のGrokチャット | Grok Bot |
|---|---|---|
| 役割 | 質問に答える | タスクを最後まで実行する |
| 実行場所 | 対話画面の中 | クラウド上の専用コンピュータ |
| PCを閉じたとき | 中断する | 動き続ける |
| 外部ツール | API連携のあるものが中心 | 連携がなくてもブラウザ操作で扱える |
| 使う場所 | ブラウザ・スマホアプリ | macOS・Windows・iOS向けの専用アプリ |
| サインイン | X / xAIのアカウント | Cursorアカウント |
Grok Botの料金|3つのプランと無料枠
Grok Botに無料枠はありません。単体で購入することもできず、Grok Bot公式ドキュメントが挙げる3つの上位プランのいずれかを契約します。月額は$120から約$300で、1ドル約160円で換算すると月1.9万〜4.8万円です(為替により変動)。
| プラン | 月額(月契約) | Grok Botの利用 |
|---|---|---|
| 無料プラン | — | 利用不可(公式に無料トライアルの案内なし) |
| SuperGrok Heavy | 約$300(公式に料金の記載なし) | 利用可 |
| Cursor Ultra | $200(iOSアプリ内課金は$259.99) | 利用可 |
| Cursor Teams Premium | $120/ユーザー | 利用可 |
| Cursor Enterprise | 個別見積 | 順番待ち登録のみ |
また、Grokのプラン全体の違いについては、Grok料金はいくら?5つの有料プランを比較で解説していますのでぜひお読みください。
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Grok Botでできること・できないこと

早期ベータの現時点でできることと、まだできないことを分けて整理しました。
現時点でできること
Grok Botの中心にあるのは、人が画面上で行う作業をそのまま代行させる仕組みです。API連携のないツールでも、ブラウザを操作して扱えます。
使用するモデルはユーザーが指定できず、タスクの内容に応じて自動で選ばれます。
まだできないこと
早期ベータのため、運用に必要な機能と公表情報が揃っていません。対応OSにも欠けがあります。
Grok Botの週次の利用枠は、無料版や有料プランのGrokにかかるレート制限とは別の仕組みです。
また、消費者向けGrokの制限については、Grokの制限・上限はいつリセット?無料は2時間ごとで解説していますのでぜひお読みください。
Grok Botの規約|商用利用と年齢制限
Grok Botに適用されるのは、xAIの規約ではなくCursorを提供するAnysphereの利用規約です。サインインがCursorアカウントであるため、商用利用の可否も年齢の条件もこちらに従います。Cursor ToSとMSAはいずれも2026年8月13日に更新されています。
| 項目 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 生成物の権利 | ユーザーに帰属(Anysphereが権利を譲渡) | Cursor ToS §5.3 |
| 商用利用 | 可能。禁止は競合モデルの開発・学習用途のみ | Cursor ToS §1.5 |
| 年齢制限 | 18歳以上 | Cursor ToS §2 |
| 学習利用 | 既定でオフ。明示同意がない限り学習に使わない | Cursor ToS §1.3 |
| データ保存 | クラウド保存が必須。Legacy Privacy Modeは非対応 | Grok Bot公式FAQ |
| IP補償 | あり。コンテンツフィルタを無効化・回避した場合は免責 | Cursor MSA §8(a) |
xAIの消費者向け規約は、年齢要件を13歳以上としています(2025年6月版で確認)。Grok Botで求められるのは18歳以上で、同じGrokの名前でも適用される条件が違います。
Grok Botのセキュリティ上の注意点
アカウント内に作ったBotは、1台のクラウドコンピュータを共有します。Botごとに画面は分かれますが、ブラウザのCookieやログイン済みセッションは共有されます。
> Do not use separate Bots as a security boundary.
> The screens are separate work surfaces, not separate security boundaries.
> (Botを分けることをセキュリティ境界として使わないこと。画面は作業面が分かれているだけで、セキュリティ境界が分かれているわけではない)
> ——Grok Bot公式ドキュメント Approvals, security, and privacy
承認(Approvals)は実行前に止める仕組みで、公式は完了した作業を巻き戻すものではないと明記しています。送金・送信・削除・外部公開など取り消せない操作を承認の対象に入れるかどうかを、使い始める前に決めることが重要です。
AppTimeでは、AIとの会話を軸にしたマッチングアプリ「Stella」を自社開発しています。
まとめ|Grok Botは今課金すべきか
Grok Botは月$120から約$300の上位プラン限定で、無料で試す手段は公式に案内されていません。判断を分けるのは機能より未実装の項目です。
支出の管理や操作履歴の記録が必要な業務で使うなら、監査画面と支出上限が実装されるまで待つ方が安全です。個人で試す場合は、取り消せない操作を承認の対象に入れ、Botに渡すアカウントを業務用と分けることをおすすめします。
本記事は2026年8月時点の情報です。仕様と料金は早期ベータの間に変わる可能性があるため、最新はSpaceXAI公式ドキュメントを確認してください。
AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年
関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。
〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。
単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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