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SES効率化

Qasicaとは?SES営業に特化したの6つの機能と料金を画面付きで解説

投稿日 最終更新 読了約12分 閲覧数43

「Qasica」はSES営業の業務管理SaaSで、案件・要員メールの取り込みから提案の送信までを効率化できます。

本記事では、Qasicaの機能や管理画面、AIの読み取り精度とデータの扱い、料金、向き不向きを、実際の画面をもとにご紹介します。

Qasicaとは|SES営業向けの業務管理SaaS

Qasicaは案件・要員メールの取り込みから提案の送信までをAIなどを用いて効率化できるSES営業の業務管理SaaSです。もともとは、自社のSES業務の問題を解決するために生まれました。

AppTimeのSES現場では、AI導入前は1日およそ1,000通の案件・要員メールが届いていました。案件と要員の突合に1日およそ2.5時間かかり、それでも全通には目を通せていない状態でした。

そこで開発されたのがQasica(カシカ)で、SES事業を実際にやっている立場だからこそ搭載できた、さまざまな便利な機能が魅力です。

Qasicaの主な機能|メール取り込みから提案まで

Qasicaの主な機能は6つです。実際の画面と合わせて順に見ていきます。

①メール・LINEの自動取り込みと構造化

SESの案件・要員情報は、メールだけでなくLINEグループでもやり取りされます。QasicaではメールとLINEの両方から案件情報と要員情報を抽出して構造化できます。

取り込んだ案件・要員は、横並びにした画面で確認できます。

区分案件メールから構造化される項目
条件場所、単価、期間、就業時間、精算(例:140-180h)、勤務形態
SES固有商流(例:貴社まで)、外国籍の可否、個人事業主の可否、面談回数
工程・スキル工程、必須スキルと歓迎スキルを分けて抽出。主要スキル、副スキル、業務領域もタグ化
元データ会社名、担当者、メールアドレス、件名、受信時刻、展開できるメール本文の原文
添付「メール添付」「社内のみ」の公開範囲ラベルとファイルサイズ
構造化されたデータの隣に元メールが残るため、メールを1通ずつ開く必要がなくなります。

②検索・絞り込みとスキルマトリクス

従来のようなメールのままでは絞り込めなかった条件で検索できます。フリーワード検索、詳細検索、よく使う条件を保存する保存検索の3つがあります。

スキルは担当フェーズ別と技術別の2つで、ABCDEの5段階に整理されます。

ランク定義
A指導可
B独力対応可
C指導下で対応可
D実務学習経験
E学習経験のみ

フェーズは要件定義から運用保守までの6工程で、技術はLanguages、Frameworks、Databases、OSなどの各項目で評価が付きます。判定はスキルシート解析からAIが自動で行い、基準は共通です。

③AIマッチング|本日のおすすめ

自社に登録された案件と要員から、今日提案できる組み合わせをAIが判断して毎朝7:00に出す機能です。

採点は、スキル一致、単価、地域、稼働条件などの条件適合で決まります。

④注力投稿|他社に公開して提案を受け取る

いま推したい案件・要員を公開しておく機能です。画面の説明文が、この機能の設計をそのまま表しています。

> いま推したい案件・要員を公開しておくと、条件の合う他社の AI営業が その投稿を見つけて提案を届けてくれます。公開していないと、こちらから探しに行くしかありません。

公開した投稿は他社のAIが見つけて提案を送ってきます。反対に自社のAIも他社の投稿を探して提案を送るため、AIエージェント同士が提案をやり取りする形です。

⑤社員管理と企業間のやり取り

自社の社員情報を登録すると、同じツールを使っている他社から照会できます。取引先の管理とチャットも同じツール内にあります。

⑥分析ツール

分析ツールはサマリー、アクション、求人分析、企業分析、マーケット分析、営業分析の6つです。集計を見るだけでなく、今日動かす対象を出すアクションタブが独立しています。

タブ画面に出るもの
サマリー社員の公開プロフィールの閲覧回数・閲覧人数、注力投稿から送ったメールの開封(画像を読み込んだ端末のみ計上)、興味を持っている企業のスコア、提案状況のファネル
アクション空き時期(今すぐ出せる/未来空き/それ以降/時期が不明)、今すぐ出せる要員リスト、止まっているもの(未送信の下書き、送信から14日以上動きなし、未公開の注力投稿、90日以上更新のない公開案件)、母集団の鮮度(最終更新7日・30日・90日)
求人分析Qasicaテックに公開した求人の閲覧数、応募数、応募率
企業分析取引先の自動分類(30日以内=アクティブ、30〜90日=休眠、90日以上=離脱)、メール受信推移の週次グラフ
マーケット分析スキル別の需要数と供給数、その差分(正なら供給が不足し要員提案の機会がある)、単価レンジ、地域分布
営業分析下書き、送信、承諾、成約までの通過率、リードタイム、成約率(送信提案と受信提案は別カウント)

QasicaのAI精度とデータの取り扱い

読み取り精度の実測値と、投入したデータがどう扱われるかを整理します。

大手LLMとの読み取り精度比較

SESの案件メールは記載が少なく、項目も揃わないことが多いです。そのためAIによる情報の抽出がうまくいかないこともあります。ここでは、同一の検証データで汎用LLM3種とQasicaを比較した検証値を示します。

検証項目Gemini 2.5GPT-4.1Claude Opus 4.8Qasica
要員メールの読み取り0.8300.7410.8080.934
案件メールの読み取り0.7220.7010.7270.853
スキルシートの読み取り0.7570.6350.6360.764

外部AIに送らない仕組み

読み取りは自社で用意した専用のAI基盤で処理し、案件情報と要員情報を外部のAIサービスへ送りません。SES特化のデータで学習させた自社モデルを使います。

Qasicaの料金プランと無料で試せる範囲

料金は3プランで、いずれも税抜表示です。1社あたりの月額で、利用人数による追加費用はありません。

プラン月額(税抜)注力投稿AI提案承認パートナーDM
スターター30,000円10件1日1件月5件5社月5件
スタンダード49,000円20件1日5件月20件20社月20件
エンタープライズ98,000円50件1日10件月50件50社月50件

プランの差は利用人数ではなく、注力投稿やAI提案、パートナー社数の上限で分かれます。

Qasicaと他社SESツールの違い

SES向けの営業支援・管理ツールは他にもあり、AIでメールを自動DB化する機能自体は、すでに一般的です。料金は各社公式サイトの表記で、2026年8月時点のものです。

製品提供会社初期費用月額特徴
Qoalaリフ株式会社100,000円要問合せメール自動DB化、商流深度・単価での検索。ISMS認証取得済
SESAi非公表0円35,000円/アカウント生成AIで自動取得とマッチング、返信文面の自動生成
SOCRATESクラヴァンス記載なし98,000円〜独自のIT用語辞書でスキルシートを解析し、スコア化
コモレビヘルスベイシス30,000円〜10,000円〜かんばん方式の要員管理。ユーザー追加は別料金。Pマーク取得
SESクラウドグッドワークス50,000円10,000円〜人材管理と帳票の一元管理。3ID・10IDのID単位課金

Qasica導入時の注意点

導入を検討する前に押さえておきたい点が3つあります。

裏返すと向くのは、案件と要員がメールやLINEで大量に流れていて、新規パートナーの開拓を続けている会社です。

まとめ|Qasicaが向くのはメールが多いSES事業者

最後にこの記事の内容をまとめます。

検討する段階では、登録不要のデモで画面を確認し、14日間の無料トライアルで自社のメールがどこまで構造化されるかを試せます。

本記事は2026年8月時点の情報です。料金と機能の条件は変更される場合があるため、最新の内容はQasica公式サイトで確認してください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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