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システム開発会社の探し方|マッチングサービスの使い方

投稿日 最終更新 読了約7分 閲覧数65
システム開発会社をマッチングサービスで探す

システム開発を外部に依頼しようとしたとき、最初にぶつかる壁は「そもそもどこに頼めばいいか分からない」ことです。検索してもホームページが立派な会社ばかりが上位に出てきて、実力や相性は外から分かりません。知人の紹介やコンペを何社も回す余力がない場合、近年は「マッチングサービス」を使って候補企業を絞り込む方法が一般的になっています。本記事では、システム開発会社のマッチングサービスの仕組みと、代表的なサービスの違いを整理します。候補企業が見つかったあとの比較・評価方法は「AI開発会社の比較方法とは?開発会社が教える本当の選び方」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

1. なぜシステム開発会社選びは「探す段階」でつまずくのか

システム開発会社は全国に無数に存在し、規模も得意分野も価格帯もばらばらです。検索エンジンで「システム開発 会社」と調べても、SEOに強い会社が上位に出るだけで、自社の要件に合っているかは分かりません。かといって、何十社ものホームページを見比べて問い合わせるのは現実的な工数ではありません。

こうした「探す段階」のコストを下げる方法として、次の3つが一般的です。

方法メリットデメリット
知人・取引先からの紹介実績が事前に分かる、信頼度が高い紹介できる人脈がないと使えない、選択肢が1〜2社に限られる
自力でのコンペ・相見積もり複数社を横並びで比較できる声かけ・資料作成・調整の工数が大きい
マッチングサービスの利用無料で候補を絞り込める、要件整理を手伝ってもらえる紹介される会社がサービスの提携先に限られる
マッチングサービスは「知人の紹介はないが、コンペを回す余力もない」という中間的なニーズに向いています。

2. マッチングサービスの仕組み|なぜ無料で使えるのか

マッチングサービスの多くは、発注者(利用者)ではなく、掲載されている開発会社側から紹介手数料を受け取るビジネスモデルです。発注者は登録・相談・紹介のいずれの段階でも費用を負担しないのが一般的です。

このモデルを理解しておくと、「なぜ無料なのに使う価値があるのか」「サービス側にどんなインセンティブが働いているか」が見えてきます。紹介する側は成約(商談成立や契約)によって収益を得るため、サービスによっては「量より質」を重視して紹介社数を絞る場合と、「まず候補を広く知りたい」というニーズに応えてデータベース検索型で提供する場合があります。

3. 代表的なサービス比較|発注ナビ・EMEAO!

代表的な2サービスを比較します。いずれも2026年9月時点で確認できる公開情報にもとづきます。

項目発注ナビEMEAO!
運営ITmediaグループ(東証プライム上場企業グループ)株式会社doubLe
仕組み全国6,000社以上のデータベースから、要件に合う候補企業をシステム的に抽出・紹介専任コンシェルジュがヒアリングし、条件にマッチする業者を最大8社まで厳選して紹介
スピード感最短1日で紹介登録から数日程度での紹介事例あり
対応領域システム開発・アプリ開発が中心システム開発に加え、ブランディングや環境衛生管理など非IT分野も幅広く対応
費用発注者側は無料発注者側は無料(新規登録・月額・成約時も費用なし)
向いている人ある程度要件が固まっており、複数の候補を比較検討したい人要件整理から相談したい人、コンシェルジュに一任して工数をかけたくない人
どちらも発注者側の費用は無料ですが、「システム的なデータベース照合で候補を広めに見る」発注ナビと、「人によるヒアリングで候補を絞り込む」EMEAO!では、向いている使い方が異なります。要件がある程度固まっていて自分で比較検討したい場合は発注ナビ、要件整理の段階から相談したい場合はEMEAO!のように、状況に応じて使い分けるか、両方に登録して候補の幅を広げるのも一つの方法です。

4. マッチングサービスを使う際の注意点

マッチングサービスは便利な反面、次の点は理解した上で使う必要があります。

  • 紹介される会社は提携先に限られる:市場に存在するすべての開発会社が候補になるわけではありません。サービスに掲載されていない優良企業を見逃す可能性はあります。
  • 紹介=お墨付きではない:審査を通過している会社ではありますが、自社の要件との相性やコミュニケーションのしやすさは、実際に商談してみないと分かりません。
  • 最終判断は自社で行う:マッチングサービスはあくまで「候補を効率的に見つける」ための手段です。費用相場・契約形態(請負/準委任/ラボ型)・実績などを踏まえた比較検討は、紹介を受けたあとに自社で行う必要があります。この比較の進め方は「AI開発会社の比較方法とは?開発会社が教える本当の選び方」で詳しく解説しています。

5. 自社に合った探し方の選び方(診断)

以下の項目に当てはまる数が多いほど、マッチングサービスの活用が向いています。

3つ以上当てはまる場合は、まず無料のマッチングサービスに相談し、候補を2〜3社に絞ってから個別に商談を進める流れがおすすめです。

❓よくある質問

Q.マッチングサービスを使うと、紹介された会社に発注する義務がありますか?
A.

いいえ。紹介はあくまで候補提示であり、話を聞いた上で断ることも、他の候補と比較することも自由です。契約に至らなくても費用は発生しないのが一般的です。

Q.発注ナビとEMEAO!の両方に登録してもいいですか?
A.

問題ありません。候補の幅を広げたい場合は、複数のマッチングサービスを併用する方法もあります。ただし同じ会社が重複して紹介される可能性はあります。

Q.マッチングサービス経由だと、直接問い合わせるより料金が高くなりませんか?
A.

サービスの紹介手数料は開発会社側が負担する仕組みが一般的で、発注者が支払う開発費用に直接上乗せされるとは限りません。ただし気になる場合は、見積もり段階で確認することをおすすめします。

アプリ開発に絞って探したい場合は、専門のスタッフが要望を聞いたうえで候補を絞ってくれるサービスもあります。

6. まとめ

システム開発会社選びは「比較する段階」よりも先に、「そもそもどこに声をかけるか」という探す段階でつまずきがちです。知人の紹介やコンペを回す余力がない場合は、発注ナビやEMEAO!のようなマッチングサービスを使うと、無料で候補を効率的に絞り込めます。データベース照合型の発注ナビと、コンシェルジュ厳選型のEMEAO!では向いている使い方が異なるため、自社の状況に合わせて選ぶか、併用するのがおすすめです。候補が出たあとの比較・評価の進め方は「AI開発会社の比較方法とは?開発会社が教える本当の選び方」をあわせてご確認ください。

本記事で紹介したサービスの仕組み・料金体系は2026年9月時点の公開情報にもとづきます。最新の条件は各サービスの公式サイトでご確認ください。

監修者
黒田 真次郎
監修者プロフィール
黒田 真次郎

AppTime株式会社 代表取締役:システム開発・DX支援|2018年〜現在
HOJOJO株式会社 取締役CTO:技術戦略・プロダクト開発|2024年〜2025年

関西学院大学大学院(MBA課程)にて、経営管理の高度な知見を統合。

〜主な経歴〜
2017年に個人事業主として独立。エンジニアとして数多くのシステム開発を
手掛けた後、2018年にAppTime株式会社を設立し、代表取締役に就任。
現在は自社の経営のみならず、2024年〜2025年にはHOJOJO株式会社の取締役CTO(最高技術責任者)も兼任。技術の「便利さ」だけでなく、LLM・機械学習をはじめとする先端技術を活かし、企業のコストカットや「利益創出」に直結させるという、実益重視のコンサルティングを展開している。

単なるIT導入に留まらない、経営層・役員の意思決定に資する「経営×IT」の架け橋として、次世代のDXリテラシー向上を支援している。

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